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合掌連合は政治の常 199X年、1月15日 ![]() |
新民自党:160議席、民自党:160議席。 新民自党、竹上元総理の提唱する「やまと」国連軍が、反対する民自党と全く同数という結果となった。鏡水会の64議席を加えれば204議席が「やまと」肯定派となる。 しかし、128議席の革新連合を、「やまと」否定派とすると284議席が反対派となる。 問題は、首班指命選挙だ。舞台を国会に移して、革新連合の崩合いが始った。 竹上と海渡。日本の政局はどちらを首相と選ぶかにかかってきた。 野党の革新連合にとっては、アメリカべったりの海渡か、「やまと」を擁してアメリカ離れを奨める竹上か、の選択だ。しかし、所詮、選挙のための連合。大河内が、本部へ戻った段階で、連合として統制できる状態ではなかった。 |
1月17日、特別国会召集![]() |
![]() 衆議院の結果をもって首班は指名される。その立候補は、民自党:海渡一浪、新民自党:竹上登志雄、日本民社党:大河内英樹の3人だ。資金と人脈で圧倒的強みを発揮する民自党は自信満々で臨んだ。 |
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新民自党を立ち上げて「やまと」と同盟を提唱する竹上が、勝ち上がった。「やまと」は国の方向までも示唆する力をもっていた。しかし、大国アメリカと真っ向対決となる「やまと」支持は、日本が荒波に飲まれるか、NY国連本部に浮上できるかの重大な賭けであった。 |