2012.9 のある日、某喫茶店で、古びた”沈黙の艦隊”を発見。思わず読みふける。
マンガのよさは、こうして出会える事。小説はそうはいかない。このルーズさが、
日本のマンガでありその中で展開されるドラマは、時空を超え。いや、
ほとんどが現実を先行している。予言者のように。で、復活、『まんが魂』。
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史上最強の原潜「やまと」

199X年、11月23日
佐世保から試験航海に出た、アメリカ海軍所属の原子力潜水艦「シーバット」が突如、亡命した。

11月24日
kaieda.jpg逃走したはずの「シーバット」は、堂々とフイリピンのマリアナ海嶺に浮上。 迫るアメリカ海軍、第7艦隊を尻目に、世界に向けて、戦闘国家「やまと」の独立宣言をした。
「やまと」は"海江田艦長"を中心に"山中副艦長"以下、海上自衛隊から選りすぐられたマリナー76名、彼らは強固な意志により一糸乱れぬ統率が保たれていた。
水中排水量9,000トン、核弾頭装填魚雷ミサイル50本搭載、最大深度1,000M以上、水中速度40ノツト以上、最大出力60万馬力。史上最高の性能を誇るどの国にも属さない原潜が大平洋に出現した。
米、ソの2大軍事大国は、軍事バランスを著しく狂わすこの「やまと」に撃沈止むなしとして、次々と攻撃を加える。

12月1日、
原潜史上最高の性能をもつ「やまと」は"海江田艦長"の冷静な指揮の元、艦は無傷のまま、米第7艦隊、ソビエト大平洋艦隊の包囲網をかわし、進路を北に向けた。
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搭載されていた魚雷36本は戦闘で打尽くし、残された核弾頭装填魚雷ミサイルのみで、彼らの母国、日本と軍事同盟を結ぶために。

日本とアメリカの極秘事項であった原潜計画が、シーバットと海江田以下艦員による独立国家「やまと」宣言で多くの国民の知る事となった日本では、「やまと」との同盟を是か非かの議論が巻き起こった。

chert-1.jpg時の総理、民自党の竹上登志雄は「やまと」と日本の自衛隊を国連常設軍として世界平和を推進する事を提案した。
民自党幹事長、海渡一郎はアメリカと協調することが日本の道であり、「やまと」との同盟は論外とした。
竹上は総理権限で衆議院を解散し「やまと」との同盟を基本とする"新民自党"を立ち上げて選挙戦に突入した。
「やまと」を独立国家と認めることで日本の"軍事永久放棄"を唱う大滝淳は政党"日本鏡水会"を擁立した。
日本社民党の大河内英樹は「やまと」を否定し「世界社会主義」を党是とする革新連合を組織し、 最大野党として保守三党に挑んだ。

1月14日
benetto.jpg「やまと」が独立国家を宣言した大きな要因は、シーバット計画として「やまと」を製造した アメリカにある。世界の警察を標榜する大国アメリカは、本来の世界の紛争抑止機構「国際連合」を軽視することで、存在を示している。そのアメリカと軍事力で拮抗するロシアも同様だ。
「やまと」が唯一の核被爆国、日本と同盟して「国連」に欠けている抑止能力を担う事は、大国の 横暴を抑止する事も含めて、極めて有効だ。
アメリカ、ロシア、等世界が見守る中で、衆議院議員選挙が行なわれた。その結果は、
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